『仕事はおもしろい』を読んだ感想。人生を変えるために自分を変える、斎藤一人さんの生き方が分かる本。

知り合いに「何か面白い本はないか?」と聞き、

毎度のごとくおすすめされた本を早速手に取りました。

 

という事で「斎藤一人さん」の、

【仕事はおもしろい】

を読んでみました!

 

独特の文章とクセの強い表現が多いですが、一人さんが伝えたい事は極めてストレートであり、読んでいる内に徐々に好感度が上がってくる不思議な本という感じ。

斎藤一人さんは、高額納税者公示制度にて12年間連続10位以内に入ったスーパー金持ちであり、平均年収は30億円だとか。(凄まじい)

 

…はい、肝心な本の内容ですが、タイトルとは打って変わって「メンタル、マインドの向上」を主軸とした内容と感じました。

 

仕事に対する「熱意」「姿勢」の話もありますが、個人的には一人さんの考える「人生の生き方、捉え方」の話の方が印象深く残っています。

その中から、得に印象深かった話をいくつか抜粋して感想を残したいと思います。

 

 

 

「仕事がおもしろい」ってわかったら、もう成功者

私が思うに、仕事に対する価値観は人それぞれ違うと思います。

しかし斎藤一人さんは、

仕事って面白いんだよ。

遊びに真剣になれて、なぜ仕事に真剣になれないんですか。

それは誰かが「仕事はつまんなくて、遊びがおもしろい」って植え付けたんだよ。

このように言っています。

 

そして「仕事を仕事だと思ってやるのではなく、遊びやゲームだと思って楽しんでやる」と言っています。

 

確かに最近は、単調な業務が減り(機械化が進み)人としての魅力が大切な仕事が生き残っているように感じます。

※社会的にも「お客様対応」や「ビジネスマナーの質の向上」「人としての思いやり」が求められてきています。

 

仕事に対するモチベーションは、その仕事をしている人の魅力に直結します。

 「辛い」「めんどくさい」「しんどい」と思っている人の周りは常に負のオーラがまとっているため、どうしても周りからは魅力的には見えません。

 

人一倍頑張っても成功が難しいこの世の中で、嫌々仕事をやる事によるメリットは全くありません。

また本書の中で斎藤一人さんが、

「あの人が嫌い、この人が嫌い」って言ったって、所詮あの人もこの人もいなくならないし、この人もいなくならないんだ。

「あの人が居ても結構、この人が居ても結構」と思い、誰が来ても平気、じいっと観察して色んなタイプの人が居ると大人な対応をしよう。

 と言っています。

・周りの人や環境に負けず、大人な対応で自分自身をコントロールする事。

・そして人として生活する以上、仕事は一生付いてまわる事。

・斎藤一人さんの考えに習い、仕事をおもしろいと思えれば成功者になれる。

この3点から仕事も遊びやゲームのうちだと思い楽しむ」これが人生の成功者への近道だと思いました。

 ※根性論ですが、気持ちの持ち様は本当に大事な事です。

 

 よき仲間と助け合えば、人は出来る様になる

 斎藤一人さんの本では、自身の仲間や弟子が数人登場します。

そして斎藤一人さんは、登場人物の方々は皆、成功者だと言います。

なぜか?

 

それは「それぞれが得意な事を仲間内で共有し合い、教え合っているから」です。

※よく、スキル継承とも言いますね!

 

斎藤一人さん曰く、

皆、得意な事をそれぞれが一生懸命やっているんです。

まだ出来ない人は、それを見て、真似すればいいだけなんです。

学ぶって、「真似ぶ」ってことから来てるんです。

上手くいっているところを真似すれば良いんだよね。

 と言っています。

 

どの世界でも、初心者は上手くいっている人から教わる事が世の常です。

そして真似る事が、習得するための一番の近道であり、一番の学びでもあります。

 

武道でも「守破離」という有名な言葉があります。

「守」、徹底的に指導者の話を守る。

     ↓

「破」、自分独自の工夫をして、指導者の話しに無かった方法を試す。

     ↓

「離」、指導者の下から離れ、自分自身で学んだ内容をさらに発展させる。

師からの教えに忠実に従い、徐々に自分の分野を展開していくという事。

これが仲間も自分自身も限界を超えるために最も大切な事であり、皆が成功するために必要な事だという事でした。

 

 そして斎藤一人さんは自分の言葉で、

ただ徹底的に真似するだけではなく、その上で、自分自身の工夫を加えるんです。

「富士山の上に脚立を立てたら日本一になる」って私は言っているんですけどね。

と言っています。

 

感想としては、

・日本一(これ以上ない程良い物)になっても自分らしさ(個性)を付け加え、さらに新しい自分色を生み出していく。

・人それぞれ良さは違う、その人のもつポテンシャルを最大限に引き出し、良い所を吸収し、自らの技術を上げる。

この2点を感じました。

 

読み進めていく上で、上記の「富士山の上に脚立」の様なユーモアのある表現もあり、「これが斎藤一人さんらしい表現の仕方なんだな」と感じました。

 

 

終わりに

本書は、魅力的な人間になるためにはどんな行動や考え方が必要なのかを学びたい人に読んで欲しい本でした。

 

 最初にも申し上げました通りこの本は、斎藤一人さんの独特の世界観があります。

※独特の表現方法と、ストーリー構成で読み手に攻めてくるので、苦手な人もいるかもしれません…。

 

ただ内容は、仕事術に沿ったマインド醸成に特化しているので、仕事のモチベーションに関わる重要なポイントはしっかりと掴んでいます。

私個人の意見としては、試しに読んでみる価値はあると思います。

 

余談ですが、後半の斎藤一人さんの弟子の方々の話は、崇拝し過ぎ感が否めなく逆に面白いです(笑)

 

せび興味があったら手に取ってみてはいかがでしょうか?

 

 最後までお読みいただきありがとうございました。