『マンガでよくわかる エッセンシャル思考 』を読んだ感想。周りに流されやすく、要求を断り切れない人の思考を180°変える本。

とあるブロガーの方が「読んでから人生が変わった」と大絶賛しているのを見て軽い気持ちで購入しました。

 

本書は通常の活字版とマンガ版があるのですが、今回私は「マンガ版」を読みました。

という訳で「マンガでよくわかる編シリーズ本の感想 第2弾」 になります。

※第1弾はこちらからどうぞ!

 

こちらが、マンガでよくわかる【エッセンシャル思考】です。

 

どんな事を学べる内容かザックリ紹介すると、

・時間の作り方

・時間の使い方

・選択肢の正しい選別

 この3点になります。

 実際に読んでみて、私が読んできたビジネス本でも、「自身の根本的な価値観を大きく刺激する本」という印象です。

 

一通り読んで、度肝を抜かれたというのが率直な感想。

いかに自分が世間体や他人の顔色を窺いながら生活していたのかを思い知りました。

 

「絶対にイエスと言いきれないのなら、それはすなわちノーだ!」

優柔不断な私にはかなり胸に刺さる言葉の1つ。

 

これまで「仕事」や「知り合い」からの頼みに、素直にイエスと言えない場面がいくつあった事か…。

本書は、私の様な甘い考え方の持ち主に衝撃を与えてくる内容です。

 

今回は、特に印象深い内容をいくつかピックアップして紹介します!

それではどうぞ。

 

 

 

「忙しくて何も手が付かない」を断ち切る3つの真実

・やりたい事が多過ぎる。

・仕事や作業が忙し過ぎて、どれも中途半端になってしまう。

・複数の事を同時に手に入れようとする。

これらの事は誰にでも経験があると思います。

…というか私もありました。

 

仕事にも慣れ、ある程度自分に余裕が出来ると謎に回ってくる「様々な雑務」や「手に余る業務」。

もちろん、仕事以外のプライベートでも言える事です。

 

全てをそつなくこなせれば良いのですが、そうはいかない時も当然あります。

そんな時に「エッセンシャル思考」に持ち寄り改善すべき3点の思考。

「やらなくては」

「どれも大事」

「全部できる」

この3点の思い込みを、

「やらなくては」ではなく、「やると決める」

「どれも大事」ではなく、「大事なものはめったにない」

「全部できる」ではなく、「なんでもできるが、全部はやらない」

…と、上記に変換することが大切です。

※エッセンシャル思考とは「より少なく、より良く」を追求する考え方。

 

「仕事」や「必要以上の人付き合い」など周りからの要求に明け暮れ、自分のやりたい事が手につかなくなるのであれば本末転倒です。

 

しかし「非エッセンシャル思考」の人が決して「できない人」ではありません。

優秀な人であるが故、何でも引き受けると自分の方向性を見失ってしまいます。

 

ここぞという時に最高のパフォーマンスを発揮するためにも必要な事を厳選し、

「もっと仕事を断ろう」と宣言してみたり、自分がやろうとしている事が「これって本当に必要か?」を考える事が、エッセンシャル思考になるために重要という事が学べました。

 

 

 

優柔不断を治すために、「90点ルール」で物事を選別する

何かを選ぶ時に選択肢が多いと迷ってしまう…。

優柔不断な人にはありがちな事です。

 

そこで「ものごとを選ぶ時に迷わないコツ」は、基準をとことん厳しくすること。

「絶対にイエスと言い切れないのなら、それはすなわちノーだ!」と考えてしまうという事でした。

 

「これもいいなぁ~、でもこっちもいいな~…」と迷う事自体が、時間ばかり過ぎ「非エッセンシャル思考」になってしまいます。

 

エッセンシャル思考とは、「より良くより少なく」を追求する考え方。

〇最重要事項(これだけは絶対に譲れない条件)を1つ用意し、その基準に対して選択肢が100点満点でなん点に値するか?

          ↓↓↓↓

自分の中で90点未満であれば潔くバッサリと切り捨ててしまう。

この考え方は、優柔不断な私からしたらかなり衝撃的でした。

 

「 迷い」は時には必要な感情でもありますが、「迷い続ける事」は決まった選択肢から選ばなければいけない以上、効率的な行動とは言えません。

 

そのために物事に採点を付け、「これは89点だなぁ…」と思ったのならそれは「すなわちノー」でありバッサリと切る。

 

この「90点ルール」が優柔不断を治し、素早くより良い選択が出来る「エッセンシャル思考」になるために必要な事だと学ぶ事が出来ました。

 

悪い癖を直すためには、最初の「トリガー」に着目する事

自分の何がいけないのか。

自分の悪い癖を客観的に分かっていたとしても上手く治せない人ってかなりいると思います。

 

そこで悪い癖を正しい習慣に変えるためにも、行動自体よりも、それを引き起こす「トリガー(原因)」に着目するのが重要という事でした。

トリガーを見つけて別の有益な行動と結び付けてあげれば、少しずつ悪い癖が改善がされるとの事。

 

例えば、

・休日だから次の日は昼ぐらいまで寝てしまうのであれば、休日だからこそ早起きして1日の予定を立ててみる。

 ・暇になったらすぐにSNSなどを確認してしまうのであれば、その空き時間で自分のスキルアップに繋がる情報や資格についてググって挑戦してみる…等。

 最初はかなり抵抗があるかもしれませんが、それでもやりつづけていれば、やがてその行動が習慣化し、無意識のうちに新しい行動(第一歩)に踏み込めるという事でした。

 

確かに私も最初はビジネス本なども読みませんでした。

スキルアップに繋がる資格も取りたいと思うだけで実際に行動に移す事がありませんでした。

 

しかし「考え方を変えて行動してみる事で、少しずつ見える世界も変わってくるな」と再認識しました。

・やらない理由を探すより、とりあえずやってみる。

・できない原因を意識して治してみる。

 少しでも悪い癖を治したいと感じているのならまずその原因を突き止め、一歩行動してみる事が「自身の突き抜けた成長」のためにも必須だと感じました。

 

 

 

終わりに

本書では、不要なものを捨て、人生をシンプルにする事に重点を置いた考え方を学習できる本だと感じました。

 

今回読んだのがマンガ版だったため、スラスラ読み進める事ができ、読み手に伝えたいメッセージもかなり分かりやすかったです。

※さすが私の尊敬するブロガーさんが大絶賛するだけある内容でした!

 

「ものごとの考え方」についての本なので、あまり引き腰にならずに気軽に一読してみるのもアリだと思います。

もし少しでも興味があるのなら試しに読んでみてはいかがでしょうか!?

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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